多忙にさよなら!「エッセンシャル思考」を身につけよう!

      2016/04/15

「毎日忙しい!」
「あれもこれもやらないと!」

こういった日々を送ってはいませんか?
そんな方々に必要なのは「エッセンシャル思考」なのかもしれません

「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」

著:グレッキュ・マキューン氏のこの本を読了したので感想と紹介をさせていただきます。

エッセンシャル思考って何だろう?

「エッセンシャル思考」と、そうでない思考「非エッセンシャル思考」を本書では以下のように分類しています。
貴方はどちらの思考をする人間でしょうか?表を見て確認してみてください。

非エッセンシャル思考とエッセンシャル思考の違い (p25の表を引用)

  非エッセンシャル思考 エッセンシャル思考
考え方 みんな・すべて

  • やらなくては
  • どれも大事だ
  • 全部こなす方法は?
 より少なく、しかしより良く

  • これをやろう
  • 大事なことは少ない
  • 何を捨てるべきか?
行動 やることをでたらめに増やす

  • 差し迫ったものからやる
  • 反射的に「やります」と言う
  • 期限が迫ると根性でがんばる
やることを計画的に減らす

  • 本当に重要なことを見定める
  • 大事なこと以外は断る
  • あらかじめ障害を取り除いておく
結果 無力感

  • 何もかも中途半端
  • 振り回されている
  • 何かがおかしい
  • 疲れきっている
充実感

  • 質の高い仕事ができる
  • コントロールしている
  • 正しいことをやっている
  • 毎日を楽しんでいる

 

ちなみに私は、完全に「非エッセンシャル思考」でした。
多くの選択肢を前に「ノー」を言えず、いろんな事に手を出し、抱えこんで「忙しい忙しい」と嘆く男でした。

なので、この考え方を出来るようになりたいと思い、本書を手に取ったわけです。

エッセンシャル思考とは3つの考え方で成り立つ!

本書では、次の3つの考え方を理解することで、エッセンシャル思考を身につけることが出来ると言っています。

  1. ・選択
  2. ・ノイズ
  3. ・トレードオフ

今抱えている仕事や物事を選択肢とし、その中から「本当に大切なもの」のみを"選択"し、その他の選択肢を"ノイズ"として切捨てます。
そうして定めた『本質的目標』に対し全力を注ぐのですが、選択し切り捨てる以上、残りの選択肢を犠牲にしなければいけない。

また、『選択することによって発生する"トレードオフ"は果たして正しいのか?』
リスクも天秤にかけ、熟考を重ねることが大事なのだ。

このようにして「より少なく、しかしより良く」な考え方、シンプルな人生を送ることに繋げていくわけですね。
「こんなのは当たり前の事を言ってるだけだ」と思っても、私にはその当たり前が出来ていなかったのです。
だから、日々の生活の忙しさの沼から抜け出せなかったのでしょう。

シンプルな人生は幸福である

本書に書かれたように、ひとつの選択肢に生きること、シンプルに生きることが出来たならきっとそれは幸福です。

具体的にどうすればよいのか?

では、前述した正しい判断をする術を、私たちは一体どうやって身につけたらよいのでしょう?

本書では、その術について興味深い実例、名言を出して具体的に私達に教えてくれます。
この実例と名言が私にとっては最も面白く、興味深く感じました。

その内容については、是非本書を一読していただいた方が早いかと思われます。

ひとつ、私が本書の中で胸に響いた詩があったので、引用させていただきます。

メアリー・オリバーの有名な詩の一節を引用しよう。
「教えてください、あなたは何をするのですか/その激しくかけがえのない一度きりの人生で」

「今、何をすべきなのか?」
この答えこそがエッセンシャル思考の極みなのかもしれません。

しかし、この思考法には問題点も

「エッセンシャル思考が出来るようになればよいことばかりだよー」
そんな感想をツラツラと書いてまいりました。

しかし、この日本でこの思考に基づいた行動を起こすと痛い目にあうのではないでしょうか?

個人ではなく、集団における秩序や調和、礼儀を重んじる日本社会では、"選択し、切り捨てる"という行動は「和の心」を乱すと取られかねません。
日本でこのエッセンシャル思考を発揮する場合は、この「和の心」もリスクに入れた行動が必要になるでしょう。

めんどくせー国民性だな、と若干思ったのは内緒です!

自己啓発本?テクニック本?

「思考」というタイトルのため、最初は自己啓発の類かと思って手に取りました。
しかし、本書を読了した今、「エッセンシャル思考」とは「テクニック」であると同時に「生き方」なのだと感じています。

私は自分の生き方として、この考えを取り込めるよう理解を深めて行ければなと思っています。

本書は選択肢が膨大にある現代で生きる我々に必要なことを教えてくれる良書であると思っています。
それではまた。

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