コミュ障なんてもう嫌だ!『ツカむ!話術』で克服だ!

      2016/04/15

jackmac34 / Pixabay

パックンマックンのパックンこと、パトリック・ハーランさんの著書、『ツカむ!話術』。
読了したので感想をば!

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コミュ障は治せる!

アメリカと日本、異なる文化で生きてきた彼が語る話術というものはどんなものなのか?
序章ではこのように語られています。

話す力というのは、生まれつきのものじゃないんです。

話術は磨くもの。生まれつき言葉をしゃべれる人間がいないように、生まれつき話がうまい人なんていません。
「話すこともスキルの集積」と考えましょう。
どれだけたくさんのスキルを学んで、どれだけ自分でその技術を磨いてきたか。
大事なのはそこなんです。

前提として、「話術はスキルである以上、学べば獲得できるもの」と考えるわけですね。
こう考えると、「コミュ障というのは後天的なもの」になるんですね。

さらに言えば、「ゲーム実況の話術もスキルとして獲得できる」わけですね!?(混乱)

「エトス」「パトス」「ロゴス」

本書の軸になる3つの言葉です。

僕は拝読するまで「パトス」しか知りませんでした。
(エ●ァのあの曲の歌詞として知ってただけなんて言えない…)

さて、この言葉の意味は何でしょう?

エトスとは人格的なものに働きかける説得要素。
話している人を信用しようという気にさせるような表現を指します。
人格が優れている、品格がある、人柄がよい、センスが良い、面白そう、価値観が自分と一緒などの、その人自身の信頼性・信憑性などがエトス度を上げます。

パトスは、感情に働きかける説得要素。
怒り、喜び、愛国心など、聞いている人に特定の感情を抱かせるような表現が、説得する上で大きな役割を果たします。

ロゴスは、頭脳に働きかける説得要素。
その人の言うことを頭で考えて理解し、納得するというようなものです。
だから論理性がある、理論的であるといったことでロゴスが高まります。

この三要素は、議論好きだった古代ギリシャ人が使っていた弁論術、説得術などの言語表現法を完全体系化した、アリストテレスの『弁論術』の中に書かれています。

そして、この3つは何に使われるか?

結局、相手にこちらの望むように動いてもらえなければ、それは話術が成功したとは言えません。
相手が納得して動き出す、その説得に使うツールが「エトス」「パトス」「ロゴス」なんです。

「こちらの望むように動いてもらう」の記述で、なにか誘導じみていていやらしく感じる方もいるかもしれません。
しかし、ここでいう「こちらの望むこと」は「相手に話を聞いてもらう」です。
その状態にするために、この3つのキーワードが重要なんだと考えましょう。

一番大事なキーワードはなんだろう?

先ほど上げた3つのキーワードの優先順位についても本書では書かれています。

エトスがナンバーワン、あなた自身の信頼性が最重要

エトス・パトス・ロゴスの三大要素の持つ説得力は対等なものではありません。有効さでランクをつければ、エトス>パトス>ロゴスです。

エトス、その人に対する信頼性が一番なわけですね。

全く信頼がない人、ありていに言えば「嫌いな人」の話を聞きたいと思うでしょうか?
どんなに論理的に正しくても、どんなに情熱的であっても、「その人に信用がなければ」話なんて聞いてもらえないんです。

このくだりを読んで、僕自身反省するところが多々あると感じています。
「ネガティブな発言」、「人を不快にする言葉」は、まわりまわって自分のエトスを下げるんです。

これからは少しでもいい。
誰かのためになるような発言、情報を発信出きるよう最大限努力をしたいと思います。

それがひいては自分のためになるのだから!

そして何より大事なのは「相手と向き合う」こと

つらつら書いてきましたが、これは自分が発信者となった場合の話です。
「会話」というのは自分だけでは成り立ちませんよね?
そこで、本書の5章が参考になるんです。

「聞く」ことから始める
コミュニケーションをうまく取るためにどうするか。その第一歩が「相手を知る」こと。

これです!
相手がいて初めて会話というコミュニケーションが成り立つんですね。
ゲーム実況をしている時の自分を思い返せば、この「相手」を見なさすぎだったな、と反省しました。
じゃあ、どうすれば相手を意識できるのか、本書ではこう書かれています。

つまり、初めて会った人や、見知った人以外となかなか話せない状況から抜け出したいなら、まず相手を知ろうとすることが大事だということ。
どんな価値観を持っているのか、相手はどんな話をしたがるのか、どんな話を聞きたがるのか、何に反応するのか、それを「知りたい」という意識を持ってみてください。

そして相手を知る上で一番大事なのは「聞く」こと。
この「聞く」は listen であり question です。
話にちゃんと耳を傾けることと質問することです。
その答えにも注意しながら聞くことです。

「自己主張」「自己表現」これは大事ですし、必要なものです。

しかし、コミュニケーションにおいてそれよりも大事なことは、相手の話を聞き、相手を知ること。
そこからその人と合う中から自分ができる話を続けてコミュニケーションをとっていけばいいんですね。

僕個人で言えば、こんな話があります。

以前、Twitterで「好きな人に話しかけられない」という相談を受けたとき、僕は「相手の話を聞いてみたらどうか」と返しました。
これのアドバイス、結局はこの本から来ていたわけですね。

さらに、先日その人から「上手く行った」との報告をいただきました。
実はrecogじゃなくて、パックンマックンのパックンが凄かったわけですね!(種明かし)

コミュ障克服以外にも役に立つんです!

ここまで書いてきた内容も、本書のうっすらとした内容でしかありません。
本書の見所はかなり濃いです。

  • 「エトス」「ロゴス」「パトス」をもっと掘り下げ、いかにそれぞれのスキルを獲得していく方法
  • 相手の話を聞きだすテクニック
  • 話術を「悪用」された場合に騙されない防衛策
  • 池上彰さんとパックンの対談

どうでしょうか?
コミュ障を克服したい方、商談を上手く進めたい方、恋愛をしている方、いろんな所で応用が利くのではないかと僕は思っています。

気になりましたら、是非一度読んでみてはいかがでしょう?

ではでは。

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